学園祭を振り返るとしたら、
この事は必ず記そうと思っていた。
学園祭にはバンド演奏があるのだが、
人気があるバンドや、
同級生しか来ないバンドなど、
多種多様だった。
だが、特に印象に残っているバンドがひとつある。
そのバンドはB系女子が押し寄せる、
並大抵に言えばイケメンバンドだった。
その押し寄せた女子の中に見てはいられない奴がいた。
短い髪、
だが何故かゴムで後ろ髪を束ねたその女子は、
演奏が始まると、
何かにとり憑かれたかのように、
激しくヘドバンを繰り返すのだ!
説明しよう!
ヘドバン、ヘッドバンギングとは、
V系バンドのライヴの観客が行う、
両手を椅子につけ、
激しく頭を上下させる行為である!
因みにこれが原因で首を痛める人も多い。
それをその女子は隣にいた友達や男子高校生を引かせる程、
ヘドバンを繰り返したのだ!
男子高校生はライヴ後、
こう隣の男子にもらす。
『なんか病気にでもかかったみたいだった』
そのヘドバン女子はライヴが終わると、
髪を整えながら帰っていった・・・・・・
この娘の事は記さなければ、
と俺もネタを見つけた新聞記者のように思ったものだ。
まぁ、彼女がこの記事を見ることはまずないだろうけど。
ああ、
俺たちのバンドはパンフに載ってなかったが、
全席とはいかないものの、
結構埋まりましたよ。
ほぼ全員同級生でしたが。
あと剣道部の先輩が来てて焦った。
つかびびった。
後でKMTはいう。
あの人の眼は殺人鬼の眼だった。めっちゃ怖かった、と。
学園祭を振り返ると前振りをしておきながら、
バンド演奏しか振り返っていない。
それは、
一日目は下校時間まで視聴覚室に引きこもり、
二日目は当番の時間ギリギリに登校し、
当番が終わると視聴覚室に向かったから。
そのせいで二日目のMad Weeds見れなかったが。
すまん、車道とかナミヲ君とか!
あとしたことといえば、
学園祭限定Tを買ったり、
タニヲ君と久し振りに話して『星野富弘展』行ったりしたぐらい。
準備期間中は、
映画の編集してたりぐったりしてたり、
早退したりしたぐらい。
そんな二週間だった。
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